本能力の提唱 2

 youtube(次週アップ予定)と連動していますので、参照ください。

 前回に引き続き、本能力の具体像を描き出してみたいと思います。この事を考えようとするとき、進化の階層構造(4層)で捉えると分かりやすいと思います。それは、植物-動物-ヒト-テーマ と重なりながらも、強い相互連関を成しています。形状で示せば、正に三角形となり、下に行くほど影響力が大きいという様はそのままであります。それは脳の重層性と全くに同義であり、進化という流れが、上塗りされつつある動きを具象化したものと言えるかもしれません。重層性を大胆に二極化させれば、脳幹と大脳皮質 内臓と脳神経 本能と理性 無意識と意識 不合理と合理 となり、いわゆる、動物をヒトたらしめる「ミエリン化」現象がその調和を図る、と解釈したいと思います。近年、ミエリン化作用の時間幅が想定より長いとの知見から、「思春期」概念が揺れ動いているようですが、、、。当然に”本能力”とするからには、その場は脳幹(特に間脳)にあり、機能としては、”生きる”ではなく、”生かす”エネルギーの源泉に当たりますし、生理的に表現すれば、自律神経系の領域になっています。そして、生かすエネルギーの正体こそ、「食と性」である事実はどなたも納得の世界です。そして食と性の権化は、植物を措いて他には有り得ないでしょう。それはそのまま”植物性”と言い、上記重層性の最下層に位置する存在基盤であります。当方が、階層思考を提案する主旨もそこにあり、その影響力が無自覚に良くも悪くも力強く作用し続けていることは、とても無視出来ないゆえです。「本能力」は、このエネルギーを鷲掴みしようとするものであります。

 本能力を具体化すると、自己保存 → 種族保存 であり、食と性を一元化した衝動・行為になることはお分かりと思います。この植物的動機をより効果的に果たすために見出された、「動き」こそが、動物の真骨頂になって来ることも、進化の流れが創造した営為です。そしてその動機の象徴は、「狩猟」となって現れ、戦争となって肥大化してきた足跡は、そのまま人類史にはまります。この狩猟行為を中核に据えて考えますと、本能実態をより鮮明に認識できると想われます。この一見、足元を見返すようなことではありますが、事の発端を見定めるようとするには、必要な視点である筈です。

 現今、この本能力の低減から来る問題性が大きくなりつつある世相を診るにつけ、意図的揺り戻し努力の必要性を強く感じるばかりです。戸塚ヨットスクール(戸塚宏氏創設)は、そこへの警鐘をいち早く掲げた活動であり、賛否両論のなかではありますが、その意図に共鳴する姿勢であります。youtube内では、他に多くの材料を挙げて行きますので、参照してみてください。

3へ続く

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