コーチングアーツのプログラム
「世界経済は、物を基盤とする経済から、知識を基盤とする経済へ変容した。」
この意味することは、2度の世界大戦を経験した我々人類がたどり着いた、知の力は、物に勝るということです。
現代のIT社会は、それを物語る最たる現象と言えるでしょう。
この文明の流れに、コーチングアーツが目的とする”広く深く豊かな眼による、指導感性の飛躍”を合流させる時、あらためての知識の重要性が浮かび上がって来ます。
故に、本プログラムは、業界認識の枠組みをはるかに越えた視点を持つことによる、指導教養力の更なる充実を目指すものです。
そこで体得された教養力は、指導対象の影響と成果として明らかになるでしょう。
3つのカリキュラムを主軸とする予定です。
- 六芸総合コース【準備・状況判断次第で開始いたします。】
⇒現在、六芸総合のうちの一つ「ボーンポインティング(ほねのちから)」を展開しております。 - 新運動学(スポーツ運動学)【準備でき次第開始いたします。】
⇒現在、「新しい運動能力論 1・2」を展開しています。 - 「ことばのちから」無意識への挑戦 メタ・フィジカルコーチング(言語・認知・コーチング)
⇒現在、「ことばのちから1・2」を展開しています。
六芸総合コース
「人間とは、いかなる生き物か?」
このテーマに対し、より多くの視点を持ち、全体・関連・つながり・バランスを含めて理解していくことが、指導教養力をみがく近道です。
孔子の六芸思想(※1)を模倣するのは、そのためです。
総合コースで取り上げる9つの視点(9つのカリキュラム)は、テーマ(「人間とは、いかなる生き物か?」)に近付く為に選ばれた材料であると同時に、科学万能主義の中では見過ごされてしまうものであります。
新たな見方・知識・考え方を加えることによる、指導感性のルネサンス(※2)は、この学びの最大の目的です。
※1 六芸とは、中華思想の中核を成す「儒教」の始祖である孔子が提唱した、君子たるものに求められる広い学びを目的とした総合カリキュラムです。古代に於いては、礼 楽 射 御 書 数 といった多くの課題が据えられていました。
※2 ルネサンスとは、中世ヨーロッパ世界を覆ったキリスト教の価値観から脱し、地中海文明の原点である、古代ギリシャ精神の復活を目指した運動。適切な意訳は、再生・原点回帰。
9つのテーマ (六芸総合コース)
- ほねのちから Bone Pointing Method (BPM)
- スポーツトレーニング体操 Sports Training Gymnastics (STG)
- ことばのちから Powered Language Program (PLP)
- 古武道式足圧按摩術 (AMMA)
- 海女呼吸法 (AMA)
- 絶対動感 Absolute Time (AT)
- 内臓力(丹/胆)(TAN)
- 究極平衡 Equilibrium (EQ)
- フィンガーワールド Hand & Finger Training (HF)
新運動学(スポーツ運動学)
認知現象の解明は、ヒトの動きの体得・修正、指導・コーチングの様相を変えつつあります。
またそれは、関わるコーチ/トレーナー/セラピスト/教員にとって、体力科学以外の運動学習や身体教育といった領域への、個人的経験を越えた共通の手掛かりを与えてくれています。
特に、身体発達期の基礎体験機会が不足する現代、そして、パフォーマンススポーツの能力開発コーチング力が求められるこれから、を想うとき、動きの認知科学と言えるスポーツ運動学の理解と応用することは業界必須と言えます。
a.運動学 はじめの一歩
1.運動学入門編
2.スポーツ運動学(朝岡運動学)
3.わざの伝承(金子運動学)
無意識への挑戦 メタ・フィジカルコーチング(言語・認知・コーチング)
『無意識への挑戦』
『意識は現実化する』
意識する、見える化、の時代の中にあって、それらを創る無意識現象の解明は、未だ進んでいません。
しかし、やる気の源泉/忘れていたことを想い出す/睡眠中の回復/学習・トレーニングの体得と安定等の全てが無意識の仕業であることを知れば知るほど、避けて通ることは出来ません。
そこで、コーチングアーツでは具体的な8つの視点を手掛かりに、ヒトの無意識に挑戦します。
- 近代3哲の思想(マルクス/ダーウィン/フロイト)
- 自律神経系システム
- 身体知(認知科学と新運動学)
- 意識科学と精神分析「意識とは何か?」
- 量子論解釈
- 三大欲求の力
- 発生と遺伝
- 無念無想と宗教