CA体系『六芸』の紹介

 CA体系『六芸』の紹介を書こうとしていた矢先に、創文社(廃業を余儀なくされた、学術出版社)の絶版引き継ぎ、のニュースを見た。いわゆる出版不況の煽りを受け、あの素晴らしい書籍群が読めなくなる筈であったところが、講談社/東京大学出版会により引き継がれるということである。電子書籍化、活字離れ、図書館予算減少、の三重苦で、紙媒体の学術書籍はレゾンデードルを失いつつある典型的な兆候と診える。活字離れ、ということで言えば、スマホのゲームと漫画購読が、日本人の隙間時間の過ごし方の一般となり、”本を開く”行為はとても珍しい部類に入ったのは間違いないと感じられる。アナログでしか養われない感性は、その価値を取り上げられることもなく放逐されてゆくのであろうか。アナログ力の素晴らしさ、可能性において薫陶を受けた我々とすれば、便利さ追求のみでの舵取りはとても利口なものとは映らない。世のIT化は、避けられぬ怒涛の波のように人間世界を総ざらいしてゆくようであるが、バランスを取る意味での、”揺り戻し” には一役買う気概を持っている。

 主題に戻ります。今回は、我々CAの特長である、思考の枠組みの再構成により見出されている、身心能力開発のための新規な方法論群 の紹介をします。動画でもお話しました通り、この領域は世界的に診ても未成熟な状況にあり、学術対象として独自性や価値を見出して行けるかどうか、はたまた、芸の諸派レベルで留まり続けるのか、以降の業界努力に掛かっていると想われます。そんな中、一般的 科学的 な思考枠を飛び出し、一見非常識な、より広く深く大きな視点群を投入した結果、以下の6つの効果的方法を見出していますので、ご紹介します。

CA体系『六芸』+1

※六芸 とは、中華思想の儒学(始祖:孔子)が、君子たる者の学ぶべき必須の六科目として、礼 楽 射 御 書 数 を挙げ、博い見識にむらなく優れることの意義を説いたものです。CAにおいても、これに倣い、拡大と集中 一般と専門 基礎と応用 の感性を企図しているため、唯一無二の〇〇法に拘泥することなく、ヒトの様々な側面からの関与力を養います。

キーワード ~ 巧 速 耐 美 力 ~

BPM:Bone Pointing Method

 脊椎動物の進化による、骨相と動態変化から見出された「機能的骨点認識」が創る身体意識構造

STG:Sports Trainning Gymnastic

 欧州体操 東洋兵法 近代舞踊 のキーエッセンスを抽出した万能体術

PLP:Powered Language Program

 不可視エネルギーの象徴「言語の力」の具体的運用法則

AMA:AMA(海女)

 酸素摂取量の裏側にある、新しいフィットネス呼吸

AMMA:AMMA(按摩)

 継承正式名称:按呑流按摩術

 日本古武道由来の養生施術法であり、歴史起源は鎌倉時代まで遡る。按呑という表現のままに、全身の呼吸循環動態/抗重力機制の不全を解消し、  身心の再バランス化を促す。術最大の特長は、「圧を以て圧を制する」の如く、足圧の運用にある。

TAN:TAN(丹/胆)

 「丹田」の実態を、歴史/進化論/医科学/養生・兵法 の側面から浮彫にした「内臓力トレーニング」

AT:Absolute Time

 絶対(律)動感 ⇔ 絶対音感

 音楽界に求められる特異感性としての絶対音感に対し、運動界に必要とされる基礎感性としての絶対(律)動感の提唱と実践。

こういった効果的方法群を、これから鋭意に共有・伝達して行きます。

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