注目👀の3言

今回は、ここ数日で注目した3つの文章をご紹介します。

【甲】

人を知れ

人を知るこそ

人なれや

人は知らざる

人の世の中

 この言葉は、近世の天下人:豊臣秀吉が残した”名言”であります。大意は、「我々はヒトである以上、その属性を十全に捉えてこそ生き甲斐も生まれようものであるが、その実、存外に知らずに過ぎるのもまたヒトの属性である」で、中らずと雖も遠からずでしょう。これこそ、”人ったらし”と云われ、その知を以て天下人となった由縁は疑いようもないことと想われますし、正に、生き様の果ての挙句、に相応しいものです。ややの小理屈を捏ねれば、「客観視」の難しさを物語ると出来るかもしれません。

【乙】

近代史の認識不足は、日本人の知的アキレス腱である

 これは、国内最高峰の思想家より頂いた”達観の一文”であります。この云わんとするところは、「古代・中世はもちろんのこと、特に近代以降(明治元年以降)の国家・民族としての歴史認識が薄いことは、現代より未来へ向けて進みゆく上での大いなる欠損である」と解釈しています。一般には、”日本人ほど日本を知らない民族はいない”と揶揄される実態であります。これは、”高校で日本史と世界史の暗記を頑張ってやった…”ということでは決して拭えないことでもあり、延いては現今の世相を形成し、そのまま国際関係にまで拡大して行きます。地政で診た、極東島国根性は認めつつも、乗り越える努力は必須の時代性を痛いほどに感じています。

例)我々日本人は、現中国共産党の習近平率いる国家とは、一度も戦火を交えたことは無い事実。

【丙】

PC優位の世界に、BCの観点から一陣の風を吹かせよう!

 この一文は、動物行動学研究家:竹内久美子さんの創られたものです。意味は、「PCに大きく振れ過ぎた世の中で、今一度、BCを直視して、存在の均衡を保とうではないか」というものであり、哲学的かつ学術的視点からの提案です。(PC:ポリティカル コレクトネス→政治的に正しいこと/BC:バイオロジカル コレクトネス→生物学的な真実)ご存知とは思いますが、竹内さんは、動物学の大家:日高敏隆先生の直系であり、国内気鋭の論客ですので、個人的には注目しています。特に、日本では永劫タブー扱いされている、”生物と性”という重要領域に、学術エッセイという形態で堂々と切り込む姿は、勇ましい限りです。このPCとBCは、ヒトを診る上でも重要な二大極性になっており、そのまま理性と本能/意識と無意識/陽と陰 といった意訳にも通ずると思われます。双方の均衡こそヒトの真骨頂とみるならば、現今日本社会の不均衡は全領域に渡っているように感じられています。

★当方が注目した3つの言をご紹介しましたが、総じてAI全盛の迫る今、再度の投げかけとしての「人間とは、日本人とは何か?」への確かな把握を確保することを提唱する意図であります。

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